交配と出産について

■交配に適した時期

トイプードル・チワワ・カニンヘンダックスなど小型犬では、初回の発情は生後9ヶ月〜1年半くらいのあいだに来ることが多く、個体差により発情の時期は異なります。発情のことをヒートなどと言います。初回の発情では精神的・肉体的に未成熟であるために、うまく産むことが出来ずに、帝王切開になったり、産まれてもお母さんが子犬の面倒をちゃんと見なかったりすることがあります。一度帝王切開すると、その後の出産も帝王切開になる可能性が高いようです。

※当犬舎では一度帝王切開した子でもその後は自然分娩している子もたくさんいます。帝王切開の時の手技やその後のケアも大切だということはいうまでもありません。

2回目のヒートとなると、やはり1歳後半〜2歳過ぎに来ますから、その時点での交配が小型犬のメス犬にとって適していると考えます。

■何歳まで子犬を産ませられるの?

メスに関しては6歳くらいまで交配・出産できますが、ヒートの間隔が空いてしまったり、出産しても奇形児であったり、頭数が少ないなどあるようです。ですから、5歳くらいまでが妊娠・出産に適していると考えます。

オスは実際10歳以上でも交配できますが、精子数が少なくなるなど、交配しても妊娠しないなど確立が低くなるようです。

■体が小さいチワワ・トイプードル・ヨーキーなど出産のリスクは?

どんな犬だって出産による体のダメージは大きいですが、特に小さいチワワやヨーキーなどは長時間の出産に耐えられる体力があるかどうか、疑問です。2kg以下の子犬は陣痛が始まったら帝王切開をするつもりで準備をしていたほうがいいと思います。子犬を分娩できないまま、胎児は死亡し、母犬も危ないことだって時々ありますからね。

■子犬の出産は家族の協力が必要です。

犬のお産は安産だと昔からの言い伝えで、安産の象徴のように言われていますが、小型犬に限ってはそれはあてはまりません。丸2日以上かかって出産することだってあります。飼い主さんは眠れない日々が続きますから、家族が交代で見守る必要があります。母犬も始めての出産だと産み方がよくわからなかったり、うまく分娩できても子犬の処置がうまく出来ないなど、子犬の生死にかかわりますから、飼い主さんが介助してあげられるように準備しておきましょう。

■多頭飼いで自宅で交配しようとしたが、うまく出来ない場合は?

交配がはじめてのメスとオスの場合はうまく交配できないことが多々あります。やはりメスがはじめての交配の場合、オスは交配に慣れた子のほうがうまくいきます。足の長さが違ったり、メスの陰部が狭かったり、メスがオスに対し、怒って攻撃的になるなど、うまくいかない要因は様々です。ブリーダーの交配犬のオスは交配の訓練を積んで、交配に慣れていますから、うまく交配できるのです。自然に交配できない場合は人間が介助してあげます。